パレスチナ紛争停止を求めるキューバ外務省声明(グランマより)
以下に紹介するのは、2023年10月9日「グランマ紙」に掲載されたパレスチナ紛争をめぐるキューバ外務省声明に関する記事の翻訳です。今回の大規模戦闘が開始されて以降、双方で2000人近くの人々の命が失われました。イスラエルはガザを完全に包囲し、人々の往来、医療援助、食料、物流、これらすべてを遮断し、殲滅作戦に入ろうとしています。私たちは、即時の停戦、双方が話し合いのテーブルに就くことを求めます。キューバ外務省の声明では、今次の紛争(戦争)の根元にはイスラエルの75年間もの継続したパレスチナへの侵害、支配地域の暴力による拡張、米国の一方的なイスラエルへの加担があることを鋭く批判しています。私たちも、恒久的なパレスチナ和平の実現に向けて、キューバをはじめとるする平和を希求する国、様々な人々と連帯していきたいと考えています。(キューバを知る会・大阪)
グランマ 2023年10月9日
キューバ外務省、イスラエルとパレスチナ間の交渉による和平を提唱
キューバ外務省は声明を発表し、イスラエルとパレスチナの間で暴力が激化していることに懸念を表明した。これは、パレスチナ人の不可侵の権利に対する75年にわたる永続的な侵害と、イスラエルの攻撃的で拡張主義的な政策の結果である。
ハバナ 10月8日(RHC) キューバ外務省は、イスラエルとパレスチナ間の暴力の激化を懸念する声明を発表した。声明では今回の根元を、パレスチナ人の不可侵の権利に対する75年にわたる永続的な侵害とイスラエルの攻撃的で拡張主義的な政策の結果である述べている。
キューバ外務省は、「キューバは、イスラエルとパレスチナの紛争について、パレスチナ人が自決権を行使し、東エルサレムを首都とする独立した主権国家をその国境内に持つことを認める、二つの国家の創設に基づく、広範で公正かつ永続的な解決を要求する」と述べた上で、国連安全保障理事会がその使命を果たし、イスラエルへの不処罰に終止符を打つことを求めている。さらに「占領国であるイスラエルは、米国が歴史的に加担しており、同理事会の行動を繰り返し妨害することで、中東の平和、安全、安定を損なっている」と述べた。声明は、平和と、すでに何万人もの犠牲者を出している紛争のさらなるエスカレートを避けるための交渉による解決策の模索を呼びかけることで締めくくられている。
Discussion
New Comments
No comments yet. Be the first one!