Granma紙配信記事 米国の経済制裁に抗議する大行進でのディアス=カネル大統領の演説
米国の経済制裁に抗議する大行進でのディアス=カネル大統領の演説
グランマ紙 2024年12月20日
ディアス=カネル大統領は、キューバ革命が米国のあらゆる政権を生き延びてきたことを想起し、
「これからも続く」ことをあらためて確認した。写真:Estudios Revolución
キューバ革命の指導者 親愛なるラウル・カストロ・ルス革命司令官 親愛なるキューバ国民の皆様、 ハバナ市民の皆様、 同胞の皆様
本日でホワイトハウスでの任期がちょうど残り1ヶ月となった米国の現政権は、1月に大統領府に復帰する共和党政権が遺産として残したキューバ封鎖強化路線と経済窒息政策を変えることは全く行っていません。 243の追加措置の適用と、キューバのテロ支援国リストへの維持で、バイデンはトランプが任期中に承認した政策を規律正しく残酷にも遵守しました。
ここ数週間、数日に、米国の著名人や世界の他の地域から、少なくともこの偽のリストにキューバの名前載せるべきでないし、削除するよう、バイデンの権限を利用することを要求する数多くの声明がありました。 キューバをテロ支援国家と指摘することは、どこからキューバを非難されようと、控えめに言っても虚偽であり、不道徳なことです。
しかし、それが米国からの非難である場合、 その非道徳性は倍増します。というのも、現在米国内では、キューバの社会的および経済的構造に対してテロ行為を組織し、促進し、資金提供している準軍事組織が訓練されているからです。 彼らは南フロリダを拠点とし、隠れて訓練されてはいません。彼らは、自国の法律や国際 条約に違反しながらも、地元当局の保護を受けながら、公然と、人目につくところで訓練を行っているのです。 バルバドスで起きた忌まわしい航空機爆破犯罪の首謀者ルイス・ポサダ・カリーレスやオ ルランド・ボッシュのような、この大陸出身の自白したテロリストを自国の領土に匿いながらも、彼らは、その罪を償うことなく米国で平穏に死んでいったのです。 このような背景を知っている米国政府は、キューバをテロ国家として分類することはでき ません。 現米国政府はこのことをよく知っています。このように、今年5月にアントニー・ブリンケン国務長官は、キューバがリストに引き続き掲載されていることに正当性はないとメディアの前で明らかにました。 そのことを認めはするが、行動に移さないのです。なぜなら、米国の対キューバ政策は、 60 年以上も前に南フロリダを拠点とする旧バチスタ政権のマフィアの中枢によって乗っ取られ、それ以前から、わが国に対して首尾一貫した行動をとることに弱さを見せてきたからです。 キューバがこのリストに継続して掲載されていること、封鎖政策を強化していることは、キューバ国民に対する残酷な行為であり、今すぐやめるべきです! 私たちの貿易が迫害され、金融取引が妨げられているとき、キューバ国民は、食料、医薬 品、燃料、商品、物資、そして国民の生存に不可欠な商品が拒否されているのです。 私たちの輸出が妨げられたり、私たちの企業との関係が迫害され、罰則が科せられ、キューバの発展や社会正義の計画の資金調達に不可欠な外貨を奪っているのです。
オンラインサービスの契約を妨げたり、学術的・科学的交流を制限したりすることは、相互の結びつきが強まる世界の中で、キューバ自らの才能と努力によって発展し前進しようとするわが国に打撃を与えることになります。 パンデミックのさなかにある国民に医療用酸素の供給を拒否し、供給しようとする他の国や外国企業を威嚇することは犯罪行為です。 これが、キューバ、キューバ国民、政府が打開しようと奮闘している日々の戦いいなので す。 米国が、わが国民の尊厳をこん棒で傷つけようとする試みは、今日、この集会と戦う 行進によって打ち砕かれました。それは、私たちの祖国の名誉がいかに高く保たれているかを示しています!(拍手)。
私たちがこの行進の呼びかけを開始して以来、反キューバ憎悪の予言者たちは、この行進は、失敗に終わるとヒステリックに叫び、ボイコットを呼びかけ、その動機について嘘をついてきました。 彼らは、なんとキューバ国民を知らないことでしょうか! 私たちの愛国的で革命的な信念をどんなに過小評価していることでしょうか! 米国政府と南フロリダの反キューバ・マフィアの小さな口利きたちは、これが反米行進であるというウソの考えをネットワークで主張しました。 米国国民に対して、私たちは少しの憎しみや敵意も抱いていません。その国の高潔な市民に対しては、私たちは深い敬意を抱いており、両国の国民の絆を強化するために常に手を差し伸べています。 私たちは、革命の勝利以来今日に至るまで、米国のすべての政府に対して、常に真剣 で尊重に基づき、対等な関係を求めて手を差し伸べてきました。 しかし、もし米国が私たちの主権、独立、そして社会主義を侵害しようとする企てを続けるならば、彼らは、反抗と断固たる態度を見るだけです!(拍手) キューバ革命は、それを打ち砕こうとしたすべての米国の政権を乗り越えてきました。そして、これからもそうであり続けるでしょう。 この行進は、確かに、非常に反帝国主義的なものとなるでしょう!米帝国主義と、力や誘惑によってキューバに影響を及ぼそうとするその企てに対して、私たちは今もこれからも反対して行進し続けます!(拍手) 私たちは、すでに行進を始めました。それは米国政府にこう伝えるためです。キューバ国民を平和に生きさせなさいと!
干渉反対! (「反対!」の声)
封鎖反対! (「反対!」の声)
キューバに対する一方的な強制措置反対! (「反対!」の声)
テロ支援国家リストにキューバを留めること反対! (「反対!」の声)
キューバ国民に対するジェノサイド反対! (「反対!」の声)
社会主義か死か! 祖国か死か! 我々は勝利する! (「勝利する!」の声)
(響き渡る大歓声)
(了)
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