12/24 配信記事 ガザ保健省：犠牲者が２万人を超えたガザの現状 他
12/24(日) 配信記事
ガザ保健省：10月7日以来、20,258人のパレスチナ人が殺害された
ガザ保健省は12/23(土)、10月7日にイスラエル占領軍によるガザ地区の市民への攻撃が始まって以来、20,258人のパレスチナ人が死亡し、53,688人が負傷したと報告しました。
同機関によると、ガザ地区ではこの24時間で201人が死亡、368人が負傷した、とのことです。
これに関連してパレスチナ当局は、この日、ガザ中心部のアル・ブレイジ難民キャンプでイスラエル軍機による攻撃があり、少女を含む少なくとも18人が死亡、数人が負傷したと非難しました。
また、ガザ北部のジャバリア難民キャンプでもイスラエル軍の空爆があり、数十人が死傷しました。
救助隊や医療チームは、絶え間ない砲撃や激しい砲撃によって、被災者に到達するのを妨げられている、と言います。
ガザ中央部のデイル・アル・バラ東部地域や、航空機や大砲の砲撃を受けたヌセイラート難民キャンプからも、犠牲者がアル・アクサ殉教者病院に運ばれています。
ガザ市とその北部地域のシェイク・ラドワン地区とシェジャイヤ地区もシオニスト軍に攻撃され、住宅が破壊されました。
ハン・ユニス東部地域では、イスラエル軍が空爆を続け、戦車が負傷者への救急車の到着を妨げ、死体の収容を妨げています。
〇この記事は以下のアクセス先より見ることができます。
12/21(木) 配信記事
国連機関、ガザ地区が飢饉に陥る危険性が高いと警告
国連食糧農業機関（FAO）の報告書は、イスラエルによる砲撃、地上作戦、等の攻撃により、ガザ地区全域で壊滅的なレベルの深刻な食糧不安が発生しており、現在、飢饉の高いリスクに直面していると警告しました。
ガザ地区人口の約85％（190万人）が避難民であり、多くの人々が数回の移転を余儀なくされ、縮小する地域に集中しています。飢饉の危険は存在し、激しい戦闘と人道的アクセスが制限されている現状が続くか悪化するごとに高まる、と報告書は警告しています。
専門機関は、敵対行為の激化、食料、基本的サービス、救命支援へのアクセスのさらなる減少、不十分な避難所や基本的サービスのない地域に人々が極端に集中または孤立していることが、リスク増大の主な要因であると説明しています。
人口の4分の1以上が極度の飢餓に苦しむ
現在、ガザでは26％の世帯が食料備蓄と食料調達能力を使い果たしており、十分な食料、安全な水、保健衛生サービスへのアクセスが回復しない限り、飢饉に発展しかねない極度の飢餓にすでに苦しんでいる、と各機関は強調しました。
報告書には、ガザの全人口（約220万人）がすでに危機的状況にあるか、それ以上の深刻なレベルの急性食糧不安の危機にあることを確認する、さまざまな国連機関や非政府組織からのデータが含まれています。
予言された破局
「世界食糧計画は、数週間前からこの差し迫った大惨事を予告してきた。悲劇的なことに、私たちが求めてきた安全で一貫したアクセスがなければ、状況は絶望的であり、ガザでは誰も飢餓から安全ではありません」と、同機関のシンディ・マケイン事務局長は強調しました。
調査によると、紛争が続き、人道物資へのアクセスが制限された状態が続けば、今後6ヶ月以内に飢饉が発生すると言います。
敵対行為が激化する以前は、食糧援助が人口の3分の2以上を支えていたが、現在では増大するニーズに対して著しく不足しています。
さらに、火災は農地や温室、パン屋、倉庫などのインフラを含む食料生産に広範な被害をもたらしました。衛生施設、水処理施設、飲料水施設など、その他の資産やインフラも損害を受けたり破壊されたりしています。
ガザンの人々にはもう資源がなく、生活は崩壊し、パン屋は破壊され、店は空っぽになり、家族は食料を見つけることができない、と報告書は指摘しています。
WFPのスタッフは以前から、家族が一度に何日も食料なしで過ごすことがしばしばあり、多くの大人が子供たちにわずかな食料を与えるために空腹に耐えていると報告してきました。
援助への安全かつ持続的なアクセスを再開することが急務である。
WFPのチーフエコノミストであるアリフ・フセイン氏は、「これは単なる数字ではありません。この驚くべき統計の背後には、子どもたち、女性たち、そして男性たちがいるのです。」
FAOとWFPは、ガザ地区の全住民が安全かつ持続的な人道的アクセスを再開し、電気、清潔な水、保健施設などの基本的サービスを回復できるよう、敵対行為の停止を求めています。
「人々が飢餓に苦しむのを黙って見ているわけにはいきません。物資がガザに流入し、ガザを通過し、市民が救命支援を安全に受けられるような人道的アクセスが必要なのです」とマケイン氏は強調し、何よりも今必要なのは平和であると付け加えました。
「WFPは、人道的停戦の呼びかけを繰り返します。命を救うために、世界は今こそ団結しなければなりません」と述べました。
(国連ニュースより引用）
〇この記事は以下のアクセス先より見ることができます。