ディアス・カネル大統領演説
最悪の試練に直面しながらも、私たちは再び「できる」ことを確認した
By: ミゲル・ディアス＝カネル・ベルムデス大統領
「革命65年」である2023年7月22日、コンベンション・パレスにて、キューバ共産党中央委員会第一書記であり共和国大統領であるミゲル・マリオ・ディアス＝カネル・ベルムデスが、人民権力全国議会第10期第1回通常会期の閉会にあたり行った演説。
(速記版-共和国大統領府）
親愛なるラウル・カストロ・ルース将軍、キューバ革命の歴史的指導者；
親愛なる代議員の皆様
ご来賓の皆様
同胞の皆様：
70年前の今日、キューバの若者たちの代表が夢を集め、なけなしの貯金を切り崩し、あるいは持ち物を売って、サンティアゴ・デ・クーバとバヤモへの旅に出ました。オリエンテではカーニバルの季節だったが、彼らは祝うつもりはありませんでした。殉教者として、あるいは英雄として、彼らも知らないうちに歴史に名を残すことになったのです。
ラウル・カストロ・ルス陸軍大将、革命指導者（拍手）、ラミロ・バルデス・メネンデス革命司令官（拍手）。まず最初に、私の言葉を彼らに捧げたいと思います。
これは単なる歴史的正義の行為ではありません。困難のあぶみに足をかけ、間違いにライフルを向けながら、日々要塞を襲撃し続ける2人の男を称えることなのです。
同志諸君：
ラゾ議長や他の代議員による、封鎖とは直接関係のない、あるいは不作為、無関心、無神経、無能力、あるいは単純な疲労や困難を克服できるという信念の欠如によって、遍在する封鎖を強化するような問題の名前、姓名、原因、可能な解決策を提示する呼びかけを含め、私たちは良い国会を開催したと感じています。
これらの国会にはメリットがあります。食料生産、発電、水の確保、犯罪、インフレの上昇、虐待的な物価など、困難な日常生活の問題を、危機感をもって、偏見なく取り上げただけでなく、「児童・青少年総合ケア政策」や「軍事刑法法」など、戦略的な性格を持つ懸案事項を放棄することなく、それを実現したのです。
あまり長くならないように、演説の引用は控えますが、私が参加する機会を得た委員会での議論から、議員たちと国民、つまり私たちが恩義を感じている有権者とのつながりが改善されたと感じました。この数ヶ月間、街頭で、隣近所で、田舎の集落で、人々と交流したことは、地に足をつけて働くとはどういうことかを証明するものでした。
選出した国民から切り離された常設議会は、決して人民権力とは呼べません。
キューバ国民の敵は、国民の団結を分断し、国民を政府から引き離し、われわれに主張することに疲れさせ、あきらめさせ、降伏の道が創造的な抵抗よりも好ましいと信じさせようとしていることを、われわれは決して忘れてはなりません。
しかし、降伏という選択肢はキューバ人のDNAから抹消されています。気まぐれでなく、犠牲を払いたくなったからでもなく、自分たちがそのために選ばれた国民だと信じているからでもありません。無敵と思われた大国に降伏し、あるいは制圧された人々を見れば十分でしょう。彼らは国家を失い、理想を失い、国の運命を失ったのです。
個人的には、キューバが党の道徳的な力なしに、また、封鎖の強化や、経済回復の可能性をボイコットし、収入や資金調達の機会へのアクセスをすべて遮断しようとする悪名高いリストへの掲載というひどい状況下で、保健、教育、食糧、公共サービスを、あるものは無料で、またあるものは可能な限り低コストで保証することを主な使命とする政府の組織、計画、恒久的な配慮なしに、キューバを想像することはできません。
この政策は、経済・金融分野に限ったことではなく、非常に倒錯したものです。キューバの最大の強みは、国民とその象徴的な抵抗にあることは知られています。だからこそ、彼らはまた、統治不能、破綻国家、市民の不安という種をまいて、私たちを攻撃しているのです。その計画とは、国民の団結が崩壊するほどに信用を失墜させることです。
右派は民営化と制度の変更を求め、左派とされる人々も市場の余地を悪者扱いしています。いつものように、両極端は触れ合い、両者の立場は一点で一致します。社会主義という言葉や、政府管理から生まれる解決策への試みに対する批判です。
ある者は封鎖の話にうんざりし、またある者は、あたかも古典が弁証法を否定したかのように、理論に対して理論を捏造します。彼らは、自分たちの重要な理論的貢献が、低開発を継承し、60年以上も封鎖され、最大の帝国の隣国であり、敵国でもある小国での社会主義建設を構想していなかったことを忘れ、封鎖という最大の障害を平気で無視しながら、すべての解決策を要求します。
キューバの発展に逆行するこの巨大な外的要因の長い年月は、新自由主義資本主義の深化に向かう強い傾向と重なり、人類をかつてないほどの不平等と社会的排除のレベルへと押しやりました。一方、キューバは社会正義のプロジェクトを追求し、その流れに逆らってきました。
最も簡単なのは、戦いを放棄し、世界の潮流に加わり、このプロジェクトを放棄し、「各人が自分のために」戦うことだったでしょう。しかし、私たちは最も困難な道、すなわち最も威厳のある道を選びました。
同時に、私たちは混乱を避けなければなりません。社会正義とは、福祉や平等主義を意味するものではなく、またそうすることでもありません。社会正義とは、すべての人が生み出した富をすべての人に分配することを意味しますが、その際、最も貢献した人が最も得をし、貢献できない人が援助を受けられるように、差別化された方法で分配することを意味します。そのためには、まず富を創造しなければなりません。
皆さん：
すでに述べたように、米国の経済・商業・金融戦争（特にその治外法権）、世界経済危機、パンデミック後の回復の遅れは、戦争紛争の影響とともに、短期・中期・長期の経済再生戦略の実施を阻む主な障害であり続けています。
このような障害にもかかわらず、今年上半期の経済・予算決算報告は、期待された結果をまだ達成できていないものの、実施されている対策がごくわずかながら回復傾向を示していることを物語っています。
各措置の適用にはリスクが伴うため、私たちは、脆弱な状況にある人々や家族への悪影響を避けるため、その実施には常に配慮が必要であると主張しています。
ビセンテ・デ・ラ・オ大臣が説明したように、国の電力システムは、まだ最適な状態で稼働していないにもかかわらず、国の戦略の一環として回復しています。現在の7月の状況は、需要の増加にもかかわらず、2022年に経験した状況よりもはるかに良好です。
電力部門の労働者の努力と献身のおかげで、いくつかの火力発電所と分散型発電のエンジンがメンテナンスを受け、容量回復が可能となり、その結果、より良い状態で夏を迎えることができました。 約束は守られました！（拍手）。
しかし、この戦略は短期的なものだけではありません。国のエネルギー回復に向けた作業は続いています。この壇上から、キューバのすべての電力会社、そしてそれらを支援してきたFARや民団を含むすべての組織に対し、心からの評価と感謝を捧げます（拍手）。
キューバが米国務省の「テロ支援国家」リストに掲載されたことや、その他物流、燃料、エネルギーに関連した影響を受け続けている観光産業の回復は、年間予測350万人の訪問者数を達成することはできませんが、パンデミック前の安定した発行国であるキューバのデスティネーションの回復により、2021-2022年のすべての指標を上回る成長率を示しています。
その一方で、為替市場の介入と拡大の救済が始まり、1億1000万ドルが、国民経済5510万ドルとローンからのその他に売却され、自国通貨での商品とサービスの生産のために、ビジネスシステムに振り向けられるようになりましたが、その中でも、食料生産プログラム（米、豆、卵、豚肉）、製造業、エネルギー、その他の分野が際立っています。これはまだ不十分です。
外国投資に関しては、ここ数ヶ月の公式訪問の結果、エネルギー、サトウキビを含む農業などのセクターにおいて、拠点、プロジェクト、相互投資プログラムが確立され、今年下半期にはその具体化のための政府・企業による措置がとられます。
外国為替の徴収に関連する送金やその他のサービスから収入を回収するため、現行の法律に従い、新たなチャネルの開設や、暗号通貨を利用したものを含む既存のチャネルの多様化を行うなど、業務の仕組みやシステムが再構築されました。これらの措置は下半期にさらに強化されるはずです。
現金を使用しない安全で簡単な集金・支払方法として、生産部門を結びつけ、新商品や新サービスの創出とともに、電子メディアの利用をさらに促進するための措置やインセンティブが採用され、財政規律や、経済イベントの正当性を含むバンカビリティに好影響を与えます。
経済発展を促進するために人民権力国会に提示された措置の実施の一環として、学術部門の専門家、エコノミスト、公務員、世界的な経済組織の役員からなる学際的なチームが、モデルの歪みを特定し、その原因や構造的な条件を定義する作業を行ってきた結果、今年後半から2024年前半にかけて、マクロ経済の安定化を進めるための段階的な戦略を設計することができました。
このプログラムによって、マクロ経済の不均衡を徐々に是正し、国の開発優先順位に従って通貨を管理・配分し、農業食料品と工業製品の生産量を増やし、補助金の転換、外国為替市場の発展、外貨収入と輸出可能部門の回復を図ることができるはずです。
外国為替市場と、金融政策の実施と自国通貨の漸進的かつ持続的な保護において国家金融システムが中央当局として果たすべき役割を強化することにより、外国為替配分メカニズムを継続的に改善するための提案が検討されています。
また、非国家経済主体に関する法規範を更新し、国の経済開発戦略における非国家経済主体の役割、国民生産、輸入代替、地域開発への貢献、雇用の創出を促進するための作業も行われています。
まだ始まったばかりではありますが、非国家セクターの国内生産への直接参加や国内産業との連携が進み、国の開発戦略に沿った原材料や中間製品の契約における節約を生み出しています。この活動は、食料生産部門で最もダイナミックに発展しています。
このように、現在の世界経済が不透明である中でも、キューバ経済は、中期的な開発資金調達に有利な環境を実現するための保証として、今後3年間のマクロ経済安定化プログラムを伴う、不可欠な構造改革プログラムに直面しています。
食料生産と販売、乱用価格や投機的価格、そして両問題が国民の生活水準に与える影響について、ここで行われたような激しい議論の後、私は、承認された措置と決議を活用し、自治体の自治と社会主義国営企業の必要な強化によってもたらされる選択肢を活用することの重要性を主張します。いくつかの地方的解決策は、私たちを国家的解決策の道へと導いてくれるかもしれません。
だからといって、すべての議論が尽くされたと考えているわけではありません。われわれには、国民のなかに並外れた可能性が残されています。学生、技術者、経済学者、会計士が参加し、物価がどのように形成されるかについて当局や国民を訓練するような大衆的な議論は、知識をもって草の根からこの問題に取り組む上で大いに役立つでしょう。
代議員、人民評議会の議長、市町村の行政当局、そして国民が、投機筋と対決するために必要な情報を持っている限り、価格下落圧力をかけることができると確信しています。しかし、何よりもまず、我々は富を生み出すことに専念しなければなりません。
最終的な解決策は増産によってもたらされ、それこそが、私たち全員が参加する必要があるもうひとつの戦いなのです。ある優秀な若い国会議員がここで述べたように、コヴィド19への取り組みにおいて、科学は2つの方向に進んできました。一方では緩和策と封じ込め対策、もう一方ではワクチンの探索です。同じような戦略を、科学とイノベーションを考慮に入れながら、食料と物価に適用することができるでしょう。ある若い経済学者がそう言いました。私はその意見に賛成であり、少なくとも若者を信じているからです（拍手）。
今この瞬間と私たち国民が求めている、あらゆる粗雑さを伴う透明な議論とは、現実を知り、社会を改善しようとする誠実な関心と意志の表れであり、私たちが目指している繁栄とより大きな社会正義は、価値観の空虚な社会では不可能であることを自覚しているのです。
犯罪、社会的不規律、汚職の蔓延は、望ましくない社会的不平等を深化させ、社会主義の柱のひとつである市民の安全を損ない、社会主義建設の最も神聖な側面を脅かしています。
キューバ国家と政府は、違法行為の増加に背を向けることはできません。違法行為は、並列的な水面下の経済として確立され、社会構造を破壊するまで癌のように浸透していきます。
私たちはこの問題をここでじっくりと議論し、無規律と犯罪の顕在化に対する最も精力的な拒否を表明してきました。今、最も重要なことは、党の指導部、制度システム、大衆の組織、市民社会、そして人民とともにある我々の武装機関とともに、すべての革命勢力を連動させながら、厳格に行動することです。
このようにしてのみ、脱税、違法な通貨市場、投機、汚職、放浪、悪徳、官僚主義、嘘、下品、わいせつ、要するに反社会的行動による迷惑行為に十分に立ち向かうことができる、というラゾの意見に私も同意します。
これらはすべて、家族の機能不全、一部の市民による学業や仕事とのつながりの断絶、刑期を終えた者の社会への不適切な編入など、反社会的行為が引き起こすその他の結果を軽減するための行動を放棄することなく行われています。
正直に働き、社会に貢献し、キューバ国民の日常的な英雄の歴史の主人公である人々よりも、働かず、貢献せず、違法な環境に身を置く人々の方がより多くの収入とより良い生活条件を得ることを許すわけにはいきません（拍手）。
これを達成するためには、国家機関や社会の代表者、そしてキューバの家族にも、クリーンで責任ある行動を求めることが不可欠です。
私たちは団結、勇気、決意、秩序、規律、有効性をもってこれに立ち向かう！（拍手）。
経済に携わるすべての関係者は、解決しようとする問題と同様に有害に終わるような汚名を着せたり、不合理な一般化をしたりすることなく、法律や地域や国で制定された規則に従って行動しなければなりません。
すべての人が必要とされ、すべての人の経済参加を守らなければならないが、そのためには合法性を尊重する必要があることを忘れてはなりません。
皆さん：
新憲法によって開始された激しい立法作業に、現議会の第1会期は継続性を与え、軍事刑法が承認されました。この法律は、ここで見てきたように、わが国のマグナ・カルタに沿ったものであり、国家の独立と主権、領土保全、安全保障、平和を保護し維持するという機能において、その任務遂行に不可欠な要素として、わが国の武装機関の秩序と規律を強化するという観点から、重要な意味を持つものです。
この条文には、前議会で承認された普通刑法典の原則、概念、制裁の枠組み、刑罰の選択肢が盛り込まれています。
わが国の社会経済的状況、わが国の武装組織の発展や特徴に適合させ、社会的有害性から犯罪とみなされるべき行為を正確に定義し、特定の事実に直面して懲戒処分を代替的に適用する権限を軍の長に付与し、単一指揮権を強化しています。
今回の通常会期における常任委員会の作業部会は、議会の補助機関として、その権限の遂行に重要な役割を果たしていることを確認するものでありました。
しかし、私が最も注目したいのは、今回、近隣地域や路上、日常生活に最も大きな影響を与える最も話題性の高い問題が提示され、議論されたことです。
分析のために選択された法律、政策、プログラムの検証と、検証のために、さまざまな地域の代議員と草の根がつながったことで、より深く客観的な考察が行われ、住民との交流によってより豊かな提案や提言が提出される可能性が生まれました。
これらの会議から導き出された合意は、議論された問題の変革と解決に向けた、さまざまな機関や組織の活動の前提となるはずです。
この会議で特に重要なのは、「子ども、青少年、若者たちの包括的なケアに関する政策」の討議と承認です。現在の社会経済状況の中で、この法律を段階的に実施するためには、国民の最大の理解が必要であり、そのためには可能な限り幅広い普及と討論が必要です。
その原点は、若者たちや学術界の代表者たちとの議論から生まれ、彼らの懸念や提案に耳を傾けることにあります。また、この政策は、若者の国外流出の増加に関する同胞の懸念と、彼らが親や祖父母の国の運命に積極的に参加しながら、この国で人生設計を展開できることを保証する必要性にも、基本的な形で応えるものです。
本政策は、公共政策を通じてガバナンスを発展させ、政策決定プロセスをますます参加型で民主的なものにしていく意志を再確認するものです。生活のあらゆる領域における子どもたち、青少年、若者の問題を取り上げることで、この文章は、革命的な仕事に継続性を与え、また、現在の時代の要求と調和した新しさをもたらしています。労働プログラムとして、権利と義務を両立させ、保証と機会を提供すると同時に、関係機関と青少年の参加に義務と責任を求めています。
同胞の皆さん：
国内問題から少し離れて、ここ数ヶ月の激しい国際活動の目的と結果について少し説明したいと思います。
発展途上国の利益を擁護するというキューバの原則的な政策が国際的に広く認められた結果、今年1月からキューバが77カ国＋中国の議長国を務めていますが、これは私たちに並々ならぬ外交的努力を要求しているものであり、国家として私たちを讃えるものです。
キューバ議長国は、教育、文化、観光、環境の各分野でイベントを成功裏に開催し、南半球からの議論を刺激することに成功し、開発途上国の利益擁護に貢献しました。
9月15日と16日には、「開発の現在の課題：科学、技術、イノベーションの役割」をテーマとする首脳サミットを開催します。これは、開発のためのこのような重要な手段を活用するために、77カ国グループの能力を強化する努力において必要な会議です。
我々は、コロンビアの和平を支持する我々の強い立場を、行動で裏付け続けてきました。コロンビア政府とELNとの和平対話テーブルの第3サイクルがキューバで開催されたことは、歴史的な出来事でした。
キューバの国際協力は、外交政策の象徴的な特徴として発展し続けています。それは、この努力を否定し、キューバの専門家が提供する質の高い医療サービスを世界各国の何十万人もの人々から奪おうとする米国の汚いキャンペーンにもかかわらず、私たちが維持している合法的で利他的な活動です。
私たちが参加するすべてのイベントは、キューバが積極的かつ建設的に貢献してきた歴史的な協調のメカニズムであり、私たちの外交政策の規範です。
政府間の公約を果たすだけでなく、私たちは、友好、連帯、革命への支持の表明を特徴とする会合において、それぞれの場所で、それらの国に住むキューバ人やキューバの友人グループと直接会う機会を得ました。
国家として、私たちは、祖国を積極的に支援するさまざまな国に住むキューバ人のグループや、キューバとの連帯に熱心に取り組むさまざまな国籍の人々のグループを持つ特権を与えられています。これはキューバ人として誇りに思う現実であり、革命の威信、正義のための活動、連帯と国際主義の歴史によって説明することができます（拍手）。
様々な国際的なイベントへの参加や、あらゆる大陸からの外国の著名人の数多くの訪問は、あらゆる地域の数多くの国々との二国間関係や協力を拡大し続け、貿易の可能性や様々な交流を開き、相互理解を促進するという我々の決意を示しています。
それはまた、帝国主義がわれわれを非難しようとしている経済的包囲網を打ち破るという戦略的任務を果たすことでもあります。
しかし、アメリカの攻撃的な政策は、国民がよく認識しているように、経済に大きな損害を与え続けています。国際的な金融構造と金融の流れを支配することによって、アメリカ政府は、世界のほとんどすべての国において、対外的な経済関係に損害を与える力を持っています。これは偶然ではなく、意図的なものです。
この政策を正当化するために、アメリカ政府は中傷を捏造し、まったく不誠実な声明を発表する慣行を続けているのです。
彼はメディアの支配力を頼りに、世論、特に自国の世論を欺く能力があると確信しています。
それは常に成功するわけではありません。例えば、米国の数十の州議会、市議会、郡委員会、教育委員会、労働組合組織、その他の代表的な市民社会組織は、経済封鎖政策に反対し、特にキューバを国務省の恣意的なテロ支援国家リストから除外するよう求める93もの決議を発表しています。
毎年、国連総会やCELAC、CARICOM、アフリカ連合、欧州連合など数多くの地域組織の声明に反映されている国際社会のほぼ一致した要求に、キューバも加わることになります。
その犯罪的政策に孤立と信用失墜をもたらすのが帝国です。それは、不釣り合いな権力を集中させ、国際社会の意思を無視し、多くの政府や自国民に対して脅迫や強制を用いる不謹慎な姿勢によって維持されています。
私たちの義務は、この冷酷な政策を糾弾し続けると同時に、封鎖にもかかわらず、経済を軌道に乗せ、持続可能な道を歩ませるための創造的な努力を前進させることです。
短い期間ではありましたが、海外を精力的に訪問し、サミットや会議、二国間会合でこの地域や世界の他の国々の指導者たちと交流する中で、私たちは、国民と私たちの歴史に対する敬意、認識、賞賛、感謝の念、すべての国家間の関係の原則としての多国間主義、協力、連帯の擁護を見出しました。
我々は、首尾一貫性、尊厳、原則の擁護、圧力や恐喝に屈しないことの価値を確認しました。つまり、創造的な抵抗の価値を再確認したのです！（拍手）。
とりわけ私たちは、フィデルとラウルの並外れた遺産を確認します。フィデルとラウルは、政府および党から、国際関係に対する疑いようのない貢献をしており、そのおかげで私たちは、ヒューマニズム、国際主義、倫理的価値観によって際立つ、確固たる作品群とともに、この瞬間に到達することができたのです。祖国とは人類である」というマルティの概念にインスパイアされた作品です。
国会議員の皆さん：
解決策を提案する材料としてこの会合を最大限に活用するために、学ぶべきこと、なすべきことはまだたくさんあります。時代の重大さと緊急性は、私たちにしかできない使命、すなわち、問題を克服し、嫌がらせと経済的迫害という犯罪的政策を克服するために、より機敏かつ的確に行動することを私たちに強いています。 しかし、最悪の試練に直面したとき、私たちはそれが可能であることを改めて確認します！
キューバはこの闘いにおいて孤独ではありません。主権、独立、多国間主義を擁護したことで罰せられたのは、私たちだけではありません。
この第10期第1回国会は、キューバが直面している複雑な状況、議論された問題、そしてその議論の方法について、長く記憶に残ることになると思います。ここでは、私たちの問題がより可視化され、また、解決の地平に到達するための努力もより可視化されました。
また、さまざまな職業に就き、全国各地から集まった多くの若い代議員たちが、自分たちが住み、働くこの国を熱く擁護し、鋭い論調で自らの見解を述べてくれたことも記憶に残るでしょう。彼らの中に私たちは地平線を見、反対派が見ることのできない未来を見ました。
この若者たちの中に、私たちはまた、70年前に依存と虐待のない国のために戦いに赴き、帝国から非難されることも阻止されることもなかった現実の血なまぐさい独裁政権と戦った若者たちの姿を見ました。
これらの若者たちは、国を救い、文化的で支持され、世界中で賞賛され尊敬される国を築いた若者たちです。
だからこそ、欠点や課題はあるにせよ、歴史を変えた2つの軍事要塞への英雄的襲撃の70周年を祝う理由があります。 100周年世代、フィデル、ラウル、そして彼らの同志たちに感謝！ 永遠にありがとう！
あなた方の遺産の最も若い後継者たちは、この時代の最も重要な戦いにいます！（拍手）。
26日、英雄的なサンティアゴ・デ・クーバでお会いしましょう！
帝国主義者の諸君、われわれは君たちをまったく恐れていないことを知れ！（拍手）。
祖国か死か！