【声明】米国は、キューバへの介入、経済封鎖をやめろ!!
【キューバを知る会・大阪 緊急声明】
米国は、キューバ共和国への介入及び経済封鎖を直ちにやめろ!!
7月11日、サンアントニオ・デ・ロス・バニョスなどキューバの数か所で反政府デモが起こった。
生活物資の不足やコロナ・パンデミックの悪化に対する人々の不満を利用し、米国がSNSなどで扇動し人為的に反政府、政権打倒への行動へと仕立て上げようとしたのは明らかだ。
私たちは米国の反キューバキャンペーン、内政干渉、国家分裂策動を糾弾する。
キューバ政府は冷静に対応し、早期の内に事態を収束させた。ディアスカネル大統領が直接現場に出向いて国民の声を聞く姿勢を示すと共に、多くの国民が政府の呼びかけに答えて街頭に出、政府を支持する意思を表明し、秩序の回復を実現した。
キューバ政府と国民に心から連帯の言葉を贈りたい。
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現在のキューバの深刻な危機をもたらしたのは、歴代米政権による過酷な経済封鎖である。
直接にはトランプ前大統領が243もの追加制裁を加え、コロナパンデミックに乗じてキューバを絞め殺そうとしているのだ。
バイデン大統領はこの政策を事実上引き継ぎ、キューバを苦しめ続けている。
キューバに対する攻撃は、キューバ一国の問題ではない。
キューバは、コロナ危機のもとで数十ヶ国に医療団を派遣し、コロナ医療を進め、命と健康を守るために格闘している。人道主義的な国際貢献を進める国に対して「テロ国家」のレッテルを貼り、経済制裁や破壊活動を煽ることは許されない。
現在キューバも例外なくコロナ感染に見舞われているが、ファミリードクター制度はじめ世界屈指の医療制度を生かし、徹底した検査と保護療養政策によって、死者を最低限に抑えようとしている。ワクチン開発も成功裏に進めている。
私たちは、キューバ政府とそれを支持する国民の行動に断固連帯する。米国が干渉・介入をやめ、経済制裁・封鎖を直ちに全面的に撤回するよう要求する。
2021年7月14日