7月17日在日キューバ大使リモート講演会報告
7月17日キューバ大使リモート講演会開催される
7/11の反政府行動??のニュースを受け、7月17日にキューバの現状と題して、駐日キューバ大使の講演会がありました。
大使の講演の大まかな内容です。
① 米帝は、常に、隙あらばキューバ転覆の機会をうかがっている。
② 「経済封鎖」の狙いは、プラヤヒロンの軍事的侵攻失敗後、キューバ政府を経済的に苦境に立たせることによりキューバ国の転覆を図ること。「経済封鎖」は60年も続いている。
③ コロナパンデミックで、観光業による外貨収入がほぼない状態で、かつ「経済封鎖」の強化により、キューバ経済が疲弊しているこの時こそキューバ転覆のチャンスだと、米帝の支援の下、反政府行動が起こった。
④ 6月中旬の国連総会の経済封鎖反対決議をあげさせないことを目的としてSNSを米国で立ち上げ米政府のお墨付きを得ていた機関が反政府行動を呼びかけ、数百名程度の反政府行動が、キューバ国内で単発的に起こった。
⑤ デアスカネル大統領は、反政府行動が起こったというニュースを耳にした時すぐに、反政府行動の場にかけつけ、4時間に及ぶ住民との対話を行い、またキューバ革命支持の街頭行動を呼びかけた。
⑥ 反政府行動は、発生後数時間でおさえられた。
⑦ 今回の7・11の反政府行動は、米帝による第2の「プラヤヒロン」である。
⑧ 「人道支援」を梃子に米帝は、転覆の機会をうかがっているが、断固としてキューバ政府は「カラー革命」を拒否する。
⑨ 全世界に流されたニュースは、「革命政府支持の行動」の写真を「反政府行動」としたり、2012年にスペインで「被弾した」写真を「政府軍による被弾した」と説明するなど、嘘とでっち上げで固められた西側メディアの報道は、米帝による「経済封鎖」には全く一言も触れず、あたかもキューバ政府が人民を苦しめている元凶だ、倒すべき相手は、キューバ政府だとする考えに手を貸している。日本のメディアも同罪。
【番外】リモート参加者から、キューバを支援したいの声が上がり、キューバ大使館として皆様からのご支援をどんな方法で受けるかを追求していきたいと返答があった。