スペインも新型コロナウイルスに対しキューバ産製剤を使用
キューバ大使館 資料
スペインも新型コロナウイルスに対しキューバ産製剤を使用
2020年3月3日
スペインで見つかった最初の新型コロナウイルス感染者の治療を成功させるべく、セビリヤのビルヘン・デル・ロシオ病院にて、キューバ産製剤のインターフェロンβがHIV/エイズ治療薬と併せて投与されている。
同病院の医師らによると、患者ミゲル・アンヘル・ベニテス氏(62歳)はこの治験に良好な反応を示している。抗HIV薬であるロピナビル・リトナビルとキューバ産インターフェロンβが併用されている。このキューバ産のインターフェロンβは中国で効果をあげており、WHOが世界リスクを「非常に高い」としたこの新型コロナウイルスの感染者が出ている世界の他の国々でも既に使用されている。
医師らによれば、インターフェロンβは併用している2
「目的は周囲の細胞への警戒を促すことであり、それにより感染に対する抵抗力が増大する」とスペインの医師らは述べる。武漢の一部の病院では、ビルヘン・デル・ロシオ病院で用いられた治療法も試されており、結果は良好であるものの未だ信頼性が低いため、引き続き治療法を模索する必要がある。キューバ産製剤を含む3種合剤によるこの治療は、スペイン保健省が治験的に最も指示しているものである。今回の新型コロナウイルス感染の場合などにおける重篤で生命に危険が及ぶ状況下における適用が推奨されている。
メキシコでもインターフェロンが必要とされる
キューバ産製剤を求める国はスペインだけではない。メキシコでも新型コロナウイルスの感染者が出たことで、インターフェロンα2Bの需要が急激に高まり、同国で導入に至るであろう。インターフェロンα2Bは中国で既に何百人もの患者に効果を示している。メディアの情報で、この製剤はこれまで1500人以上の新型コロナウイルス患者の治癒を成功させており、WHOによって選択された製剤のうちの一つであることが知られている。