米トランプ政権の対シリア空爆抗議声明
米国トランプ大統領様
私たちは、キューバ共和国との友好団体です。あなたのシリアにした空爆は、いかなる理由をつけようとも絶対にしてはならないことです。
キューバ外務省も7日声明を発表ました。
「米軍のシリア爆撃は国連の枠外で為された不法行為であり、国連憲章と国際法の重大な違反にして、主権国家に対する蹂躙だ」と厳しく指摘しました。
私たちはあなたに以下の文を送ります。
米トランプ政権の対シリア空爆に抗議します
米トランプ政権は、4月7日、シリア軍の空軍基地を攻撃しました。巡航ミサイル・トマホーク59発が撃ち込まれ、子ども含む民間人が多数死亡したと報じられています。
私たちは満身の怒りで抗議します。
シリアの国家主権の重大な侵害であり、明確な国際法違反です。トランプ政権は、攻撃の根拠として「シリア軍による化学兵器使用」を挙げていますが、全く証拠が示されていません。そもそもそのことが、米軍がシリアを侵略していい理由にはなりません。「大量破壊兵器保有」をねつ造してイラク侵略を行い甚大な犠牲を出した過去の過ちを忘れてはなりません。
米政府はこれまでも反米・非米の政策をとる国家に対して「ならずもの国家」「テロ支援国家」などとレッテルを貼り、キューバやイラクなどに直接的軍事侵略や経済制裁を一方的に加えてきました。「気にくわない」というだけで軍事行動に踏み切る権利など米国にあるはずがありません。シリアへの攻撃を米中会談の最中に行い、中国や朝鮮民主主義人民共和国への恫喝に使うなどもっての他です。
私たちは米政府がシリアに対して真摯に謝罪することを要求します。また、今後一切軍事攻撃を行わないよう要求します。
2017年月8日
「第72回キューバを知る会・大阪」参加者一同